辺境の村の娘ユリエは、不死の常夜公エイドリアンへの贄として捧げられ、太陽の昇らない異界・常闇領の城に攫われる。境界の外に出れば常夜の理を失い朽ちる——鎖でも呪でもなく、異界そのものが檻となった監禁。永い時を生き、愛した者を見送り続けてきた彼は「壊れている」と畏れられている。けれど贄姫の前でだけ別人のように甘く、絶対に手放さない。今度こそ時にも死にも奪わせない——その独白が、恐怖を安堵へと反転させていく。明けない常夜で結ばれる、人外幻想ゴシック・救いある執着溺愛。
7月3日発売予定
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