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契約結婚のはずが、火山公さまが盟約の石を握って離してくれません

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東方の島国・八峯帝国の火山公領。神火の儀を司る火山公・天領照央は、十年前の「神火の暴走」で先代の父を退位させた咎を背負い、「俺は人を愛してはいけない」と自らを縛り続ける貴公子だった。先代が遺した「火山の御印を継ぐ者の番」遺命に従い、神火の儀で対の片の持ち主と判明したのは、没落した古社の巫女家系の娘・湯浅鈴音。盟約の文の第一条で「神火の儀の鎮めが完了する日まで」と区切られた仮の番として、二人は黒曜の盟約石を半分ずつ携える。律儀に祝詞を勤める鈴音、罰の儀礼と信じて節度を守る照央。やがて伯父の政争、十年前の真相、そして盟約に書かれていない一夜が、自罰の枠を崩していく。Ch9、盟約石の対の片を継ぎ合わせ、新しい盟約を引き直す儀礼へ――。和の島国×自罰の貴公子溺愛ジレジレ譚。シリーズ第5巻・全10章完結。
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