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Ωの俺は綿津見の公に番を求められて

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珊瑚と真珠と沈んだ古代神殿の海底宮、瑠璃宮。嵐で難破し海人に拾われた人間の歌い手、それが俺、ナギの来し方のすべてだった。海淵公の宴で歌った夜、俺は初めての発情期に襲われる。Αが押し寄せる危うさの最中、俺を腕に抱き護ったのは、綿津見の血を引く長命の海淵公──氷の潮詠み、テュレオンだった。「お前は俺の番だ」。千年、運命の対を探し続けたという海神の末裔の藍の瞳が、俺だけを宿す。番の儀式、海淵評議の政争、海神の血の系譜、潮の護符──運命と潮の必然に絡め取られながら、俺はやがて自ら項を差し出す覚悟を持つ。BL異世界オメガバース長編、シリーズ第5巻・全10章完結。

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