三十五歳から五十歳まで、ごく普通の既婚女性たちが初めて言葉にした「秘密」を再構成した不倫告白集。同窓会の帰り道、旧姓で呼ばれて十四歳に戻ってしまった夜――乾いた音で語られがちな不倫の、もっと湿った、ためらいと熱の混じった時間をすくい取る。台所で誰かの顔を思い、鳴らない携帯を裏返す指先、家族の寝息を聞きながら目を見開く夜。年代もきっかけも違う十二人の声を、急がず一つずつ味わうための一冊。彼女たちが打ち明けた「作法」は欲望の手順書ではなく、生きることの不器用さそのものである。
6月30日発売予定
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熟女が初めて打ち明ける不倫の作法