王太子妃になるはずの妹が結婚式を目の前にして失踪! 社交界を嫌い、書庫に引きこもって恋愛小説を読み漁り、自ら恋愛小説を執筆する日々を送るアンドレイナだったが、「一族の危機を救えるのはお前だけだ!」と両親から身代わりになるよう言い渡される。なにしろ二人は、顔がそっくりなのだ。曰く、王宮には大きな図書館がある。曰く、王宮は小説書きにとってかっこうの取材先である云々。「それは悪くないかも?」と甘言にのったアンドレイナは、妹が見つかるまでと引き受けることに。だが王太子エルヴィーノは、アンドレイナを偽物と見破り、「君を愛することはない」と冷酷に言い放つ。ところが愛を持たないはずのエルヴィーノが、なぜか彼女の書く小説の熱心な読者になり……。「私が物語の主人公なら、こうする」 冷徹なはずの夫は、夜の寝室で豹変。経験したことのない極甘な歓びに、アンドレイナも翻弄されていき……。
