「何度カラダを汚しても、大切なものを奪い返してみせる――…」父親が借金を残して蒸発し、路頭に迷っていた琴子と母、姉。ある日、三人は父の借金を肩代わりしていた、とある町の名士・氏井に出会い、彼の助けで工場が立ち並ぶ片田舎の工業地帯に移り住むことになった。一筋の希望を胸に新生活を始めるはずが、そこに待ち受けていたのはあまりにも過酷な運命だった…。金、カラダ…欲望まみれの閉ざされた洋館で繰り広げられる愛憎劇。一家離散の果てに琴子は、「愛」という名の新たな、希望を見出すが――…。 ※この作品は「禁断Lovers Vol.072」に収録されております。重複購入にご注意下さい。