第27回大藪春彦賞候補作 文庫化!
あなたの代わりは
あなたしかいない。
一つの事件から
家族がゆがみはじめる、
渾身の社会派長編小説。
■あらすじ■
臨床心理士になって4年の水沢藍を
訪ねてきた聡美。
診察室に入った彼女は、
何かに憑かれたように話し始める。
同時期、藍はボランティアで
英語を教えるため小学六年生の綾香を
訪ねていた。
表情がないことに違和感を覚えたとき、
手首に刻まれた何本もの傷跡に気づく。
綾香が発する‘サイン’とは――。
両者の話を聴くうちに、
藍はある殺人事件の真相を
知ることになる。
事件の背後で苦しむ人々の声を掬う、
臨床心理士の物語。
