12歳で結婚し、5年間「夫の盾」として人生を捧げた公爵夫人セレスティア。
その献身の果てに用意されていたのは、あまりにも残酷な真実だった――。
すべてを手にし、すべてを失った少女の悲劇の終幕に、一筋の「逆転の光」が差し込む。
<気鋭の新人作家が圧倒的な筆致で描き出す、切ない愛と確執の人間ドラマ>
男爵令嬢であるセレスティアが異例の若さで公爵夫人に選ばれてから5年。
明るく純粋な笑顔でセレスティアに近づく侯爵令嬢・アリシア。彼女の思惑を探るため参加したお茶会で待ち受けていたのは――最大の悲劇が幕を開ける音だった。
嫉妬、執着、欲望……大人の思惑が交差する世界で、利用されないために無理やり大人になるしかなかった孤独な子供たち。生き残るために『夫婦という名の協力者』となった二人の、愛と言うには複雑すぎる絆が紡ぐ、残酷で美しい救済の物語。
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