ささいな細部が大きな世界への扉を開く。葉っぱの真ん中に青白い線がはっきりと見えたら、それは近くに水場がある印だ。少し行けば、川が見つかるだろう。ヤナギのような水辺に生育する多くの樹木の葉には、特徴的な白い線が入っている。まるで自らの体に小川を走らせているかのように。 本書を通して樹木を読み解く術に深く分け入れば、多くの人が見向きもしないようなところに意味を見出せるようになるだろう。(「はじめに」より)英国を拠点とするグーリーは、実践的な地理学「ナチュラル・ナビゲーション」で知られており、自然のサインを読み取るための著書をこれまでも多く刊行してきた。本書では、樹木に注目し、街中の街路樹から森を形成する木々まで、樹皮、幹、根など、樹木の各部分に丹念に目を向け、そのサインの読み取り方を解説する。原書読者からは、「一度この解読方法を学んだら、木を無視して通りすぎることは不可能だ」「もう二度と今までと同じように木を見ることが出来なくなった」という意見が多数寄せられている。■内容はじめに1章:大事なのは名前ではなく、かれらのサインを読むこと2章:木、それは地図 3章:私たちが見ている形4章:消えた枝たち5章:風の足跡 6章:幹(みき)7章:切株のコンパスとカットケーキ8章:根っこ間奏 ちょっと休憩 木の見方9章:変幻自在の葉10章:樹皮のサイン11章:隠された季節 12章:失われた地図と樹木の秘密エピローグ 木々が送るメッセージ 付録 系統樹の識別謝辞参考文献

