34歳の不破奈穂子は「不破まりぃ」の芸名で活動している。ちょうど本名だけで生きてきた頃と芸名でデビューしてからの年月が同じになった。母の不破晴江は昭和を代表する女優であり、時代を象徴する美女だった。菜穂子は母の方がずっと美人で、自分に母のような演技力がないのも自覚している。芸能活動は「不破晴江の娘」という立場でバラエティ番組に出演するぐらいしかなかったが、芸能界への強い気持ちはない。ただ単に学校に行きたくないから選んだ道だった。母が病に倒れ、娘が成人するのを見届けてから天国に旅立つと、菜穂子の転落人生が始まる。母の残した遺産はほぼすべて夜遊びに使ってしまい、母のことを知らないホストに入れ込んで大金を使う毎日。男3人との4P、バイの美女&ホストとの3P。快楽に溺れるだけ溺れ、日に日に身を崩していき、とうとう……。
