3歳のとき筋萎縮と筋力低下が進行していく難病・筋ジストロフィーと診断された早野香寿代さん。「難病で何歳まで生きられるか分からない、だいたい20歳までの命……」と医師に告げられながらも、50歳を超えたいまでも元気な姿を見せてる。「奇跡の女」と言われる早野さんに、マンガ家・福田素子が「死」について問う。筋ジストロフィーと診断され、父母よりも長くない命と思い続けてきた早野さんが、母の死、父の死を通して感じたこととは? また、本人が46歳のときに遭遇した交通事故のエピソードなど、誰よりも「死」を身近に感じてきた早野さんの口から明かされる死生観とは? 生きることに漠然とした不安を感じるすべての人に捧げます。