これは、1981年~1983年頃、主に辰巳出版エロ劇画誌『漫画カルメン』、『漫画エロチスト』に掲載された作品を収録した内山亜紀がまだ内山亜紀になる前の、本名「野口正之」名義で執筆していた、かなり初期の短編集である。
エロ劇画誌、SM雑誌でデビューした内山亜紀の初期の作風は、後の『あんどろトリオ』(秋田書店)以降のおバカでおチャラカとしたパロディ路線とは一線を画す、おどろおどろしくも独特な官能世界を醸し出している。
男たちは執拗に少女たちを追い詰め、そして甚振る。
しかしそこには一方的なサディズムではない、少女たちの共犯意識が感じられ、より官能性を高めていると言えよう。
まさに、男達と少女の昼下りの情事、そこに「秘密」が隠されているのかもしれない。
