米国ではいま、高齢者を介護する労働者数が未就学児の世話をする労働者数を初めて上回り、高齢者介護と仕事の両立がこれまでにない社会課題となっている。高齢化の加速に伴い、介護を担う従業員の負担は今後さらに増すと見込まれ、企業にとっても無視できない人材・組織戦略上のテーマとなりつつある。企業は、育児支援と同様に、高齢者介護を担う従業員に対しても柔軟で実効性のある支援策を講じなければならない。本書では、先進企業の事例を交えながら、高齢者介護の担い手の実態とその負担、求められる支援の内容を明らかにし、企業が果たすべき役割について論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2025年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
