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球場に連れてって【分冊版】(1)

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130
台湾プロ野球の球場には、忘れられない人生の欠片がある。台北(タイペイ)、新竹(シンジュ)、台中(タイジョン)、雲林(ユンリン)、台南(タイナン)、花蓮(ホワリエン)――。かつて人々が通い、声を枯らし、時に別れを告げた球場を舞台に、野球を愛する人々の記憶を描くオムニバス漫画。勝敗や記録の向こうにあるのは、人生の節目にいつも野球があった。球場が姿を変えても、チームが消えても、夢が折れても、あの日の歓声は胸の中で鳴り続ける。台湾プロ野球の熱気と郷愁を、ファンのまなざしから描き出す、静かで力強い球場の物語。【忘却の熱狂】味全(ウェイチュエン)ドラゴンズの解散以来、野球から心を閉ざした元ファン。だが彼の家は、新竹球場のすぐそばにあった。忘れたはずの歓声、捨てたはずの熱狂が、日常の中でふいに蘇る。失った球団への未練と、再び球場へ向かう心の揺れを描く。
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