あらすじブリタニアの北の大地には人々の侵入を拒むような森があり、そこは「妖精王の森」と呼ばれていた。妖精王と呼ばれた兄ハーレクインが姿を消して七百年。少女エレインは、永遠の命を得られる「生命の泉」を、強欲な人間から一人で護ってきた。数々の別れを経験し、七百年の孤独のうちに彼女の涙も枯れ果てた頃、一人の盗賊の青年バンが「生命の泉」を求めて現れた。その日からエレインの凍りついた心に変化が訪れる――。第二話「盗賊と聖少女」収録。