「お前、可愛すぎて放っておけない」孤独な天才魔法師・エドウィンは、自由奔放な白獅子王子アルフレッドに付きまとわれる毎日にうんざりしていた。――魔法薬の事故で小さくなるまでは。由緒正しき全寮制のラピスラリ魔法大学院。人付き合いを嫌い、静かな読書時間だけを心の拠り所にして生きてきたエドウィン・クラークは、ある日最悪な形でアルフレッド・ティルバーンと関わりを持ってしまう。獣人族の第四王子にして白獅子のアルビノ種。自由奔放で有名でありながら、どこか退屈そうな瞳をした男だ。アルフレッドはその日をきっかけに、エドウィンに異常なほどに懐き始める。食堂では隣に座り、授業でも付きまとい、挙げ句の果てにはアルフレッドのせいで魔法薬学の実験事故で小さくなってしまった。エドウィンからすればウンザリと言わざるを得ない日々へと変わっていく。しかし心のどこかで新しい変化を望む自分がいて、エドウィンは徐々にアルフレッドに慣れ始める。ずっと孤独だった優等生と、誰からも愛されながら〝本当に欲しいモノ〟を見つけられずにいる王子。正反対に思えた二人は、やがて一つのものを欲していく。しかし、エドウィンには毒親が決めた婚約者がいて……?

