母だと名乗れなくても構わない。どうか今だけは、そばにいさせて。
「すぐこちらに来てほしい。息子にはきみの助けが必要なんだ」大会社の重役マシューからの電話に、スザンナは驚き青ざめた。3年前、彼女は彼の子供を産んだ。卵子も提供する代理母として。その後彼の妻が事故で亡くなり、幼い息子は重病に罹って入院し、すぐに骨髄移植が必要だという。残念ながらマシューは不適合。もはや頼みの綱はスザンナだけなのだ。生物学的母親の私が断るはずないでしょう? 彼女はマシューのもとへ飛び立ち、しばらく屋敷に滞在することになった。慰め合いはしだいに熱を帯び、やがて二人は一線を越えてしまう。だが夢見心地の彼女にマシューは「女性を愛することは二度とない」と冷たく告げて……。
■経済的な事情で代理母を引き受けたヒロイン。本来なら会うこともなかった我が子と、その父親であるヒーローとの暮らしが、ずっと続くことを願いながらも、それは叶わぬ夢で……。実力派作家レイチェル・ベイリーが描く、せつない代理母ロマンス!
*本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
