あなたが見ている「この株の適正価格」。それは、本当に正しい価格ですか?正しさを、自分の言葉で説明できますか?株式投資をしている人の多くは、「この企業の本来の株価はこのくらいでは」という基準を持っています問題は、その基準価格がどんな根拠に基づいているのか、説明できる人が、ほとんどいないことです。本書の「はっしゃん式理論株価」では、多くの投資家が感覚的に使っている“本来あるべき株価”を、財務データと検証結果に基づいて整理し直すための考え方を紹介しています。本書は、「理論株価を理解する本」ではありません。株価・企業価値・AI分析を前にして、「結局、どう判断すればよいのか」を整理するための“考え方の型”を手に入れる本です。◆誰が使っても、同じ結果になるDCF法(企業価値評価の代表)では、将来のキャッシュフローを予測し、現在価値に割り引くことで企業価値を算出します。ただし、この方法には、前提条件の置き方次第で結論が大きく変わるという特徴があります。一方、はっしゃん式理論株価では、EPS・BPS・ROEなどの財務データのみを用い、過去から現在の実績をベースに企業価値を捉えていきます。同じデータを使えば、誰が計算しても、同じ理論株価にたどり着ける、という特徴があります。◆企業価値と株価の関係を“長期目線”で可視化さらに本書では、理論株価と株価を10年分並べて確認する、「理論株価10年チャート」を用い、企業価値と株価の関係を長期の視点から可視化します。さらには、理論株価10年チャートを用いた検証を通じて、長期的に株価が評価されてきた企業に共通して見られた「条件」として、相関度・割安性・持続成長・配当成長という企業価値コア4条件が整理されています。◆過去から株価が大きく上がってきた企業、今も買って良いのか?「長期的に株価が上がってきた企業」があるとして、その企業を「今も、投資対象として検討すべきか」、切り分けるための指標として、10年スコアも紹介しています。過去の統計と、直近1年の企業状態を重ねることで、「過去に良かった企業を今も買ってよいか」について、感覚ではない投資判断が可能になります。◆理論株価×AI理論株価データを生成AIに正しく渡し、企業分析に活用する方法も解説しています。「理論株価」という軸を持ったうえで生成AIを利用することで、決算書などの資料を短時間で整理できるだけでなく、人間に生じがちな分析のブレを抑えつつ、多角的な視点を効率良く得ることができます。
