【内容紹介】
大学時代、偶然、目に入った吉野家でアルバイトを始めた河村泰貴氏。大学は2度中退する、ダメバイトとしてクビになる、まわりよりも年をとった新入社員で落ち込み、転籍先ではうつ病になりかかり、吉野家からは存在を忘れられる・・・・・・、ふつうでは考えられない経歴でありながら、上場企業である吉野家ホールディングスの代表取締役社長となる。
そこから、女性客の比率の倍増(14.4%→28.1%)、女性幹部比率約4倍(3.5%→12%)、ベジ丼、唐揚げ、黒い吉野家など、数々の革新的変革を起してきた。何を考え、やってきたのか、そのすべてを書いた。講演でもっとも多く聞かれる「どうやってアルバイトから社長になれたのか?」の答えがここにある。そして今この瞬間も、どこかのお店で汗を流している飲食店の仲間たちへのエールが詰まっている。
人生詰んだと思っても、ここからリスタートできる気がしてくる一冊。
2,000億円企業となった経営のヒントが満載の初の書き下ろし。
【著者紹介】
[著]河村 泰貴(かわむら・やすたか)
1968年大阪府出身。大学時代に吉野家でアルバイトを始める。ダメバイトとして首になるも、他店で拾われ、そこからアルバイトにのめり込み、大学を中退。就職を考えて大学に入り直すも、再び大学を辞めて吉野家に就職。はなまるうどんへ転籍、代表取締役を経て、吉野家ホールディングスの代表取締役社長、同社代表取締役会長となり、現在に至る。大学中退、アルバイトから上場企業の社長となった極めて稀な経歴の持ち主。第54回ベストドレッサー賞、政治・経済部門受賞。
【目次抜粋】
■第1章|僕のアルバイト時代
本当は吉野家でアルバイトするはずじゃなかった
僕は「いらっしゃいませ」が言えなかった
店長に「クビ」を宣告される
ダメバイト、正社員にしていただく
「吉野家再建」
■第2章|とにかく全力でやると決めた
他人の6倍頑張ろうと決めた
我以外皆我師
「こういうものだから」は疑う
東京へ――心が折れかけた日々
株式会社吉野家創業者・松田瑞穂氏
本社勤務
「何のために働くのか?」
「牛丼280円」トップの決断を目の当たりにする
■第3章|はなまるうどんへ
はなまるうどんとの出会い
「カレー事業を立て直せ」
牛丼販売休止
はなまるに行かせてください!
課題山積のはなまる
QSCしかやらない
「理念なき会社は滅びる!」
■第4章|ダメバイトが社長に
「社長をやってもらえますか?」
新人社長
「僕のライフワークは『飲食業の地位向上です』」
本当の「差別化」の3要素
「シェアレストラン」
最大の挫折、そして東日本大震災
苦い教訓
「吉野家に帰ってこい」
■第5章|吉野家ホールディングス社長
第一声は「挨拶をしましょう」
長期ビジョン“New Beginnings 2025”
「吉野家をひとに喩えると?」
価格改定
なぜ女性比率30%を目指したか
「吉野家はフルサービスなんですよ」
「うまい、やすい、ごゆっくり」
サステナビリティ経営 ―独自の奨学金制度、ダチョウ事業―
「素材開発部」と「未来創造研究所」
「未来施設・設置計画チーム」
■第6章|「黒吉野家」の誕生
黒い看板の吉野家――C&Cモデルの誕生
恵比寿駅前店の成功、実験拡大へ
第2の柱、から揚げの開発――牛丼の魂を、から揚げに
「いらっしゃいませ」をやめた日
「勝つまでやる」、その前に
ブレイクし切れなかったアイデアたち
■第7章|コロナパンデミック
予想だにしなかった世界的パンデミック
すべての蛇口を閉めよ
失敗を恐れず即断即決
グループ全社員に送ったはがき
苦渋の決断~京樽売却
#外食はチカラになる
失敗から生まれた「テイクアウト専門店」
クオータ制
■第8章|これからの未来に向けて
初の中期経営計画達成
フォーラム2040
「挑戦」の定義を決めた――挑戦は、成功は約束しないが成長は約束する
2035年に向けて
労働需給ギャップという確実な未来
成長戦略はラーメン
守り続けたいこと
