会社を辞めて、ひとりで訪れた雪の国。その旅は、空港でひとりの青年に呼び止められた瞬間から、少しずつおかしくなり始める。「簡ユキリンさん??お迎えに来ました」発熱で動けない幼なじみの代わりに現れたのは、なぜか自分のことを知っている、見知らぬ男だった。やさしい笑顔。近すぎる距離。そして、当たり前のように向けられる視線。「写真より、少し痩せてるね」??どうして、私のことを知っているの?知らない街で、知らないはずの誰かに、少しずつ距離を詰められていく。これは、雪の中で始まる??少し不穏で、やさしい恋の物語。※本作は白瀬しろの個人誌作品の電子書籍版となります。
