「天職です!」——19歳の少女が、迷わずそう言い切った。左官見習い・津々井透子。怒鳴られ、追い返されながらも、鏝の音に魅せられ、現場を駆け回る日々。職人仕事が消えかけている今、この子はなぜ壁を塗ることを選んだのか。全ての仕事人へ贈る成長の物語。巻末には左官の技と歴史を伝えるコラムも収録。不器用でも、まっすぐに働く姿が胸を打つ——“働く意味”を問いかける一作。詳細