若き鞍之介の技と人情、新シリーズ第1弾骨をつぐ 人をつなぐ――元武士の骨つぎ師・一色鞍之介豊穣な時代へ誘う物語大川橋で自害を試みたのはしくじり続きの指物大工。魔法の指をもつ鞍之介は…。時代推理の俊英がしっとり描く五つの謎と事件の行方。大川橋近くで開業したばかりの接骨院「駒形名倉堂」を仕切るのは二十八歳の一色鞍之介だが、苦しい内情で人手も足りない。鞍之介が命を救った指物大工の六蔵は、暴走してきた馬に蹴られ、右手の指先が動かないという。六蔵の将来を奪ったのは「名倉堂」を目の敵にする「氷川堂」の診立て違いらしい。破滅寸前の六蔵を鞍之介は救えるか…。(第一話「最後の一手」)

