娘の名前さえ考えない酷い夫なのに、なぜ私の愛の炎は消えないの?
妹夫婦に子供ができて以来、夫が寝室に姿を見せなくなり、イネス王妃は業を煮やしてアレックス王の執務室に乗りこんだ。週に1度ベッドを共にするという約束を破った理由を質すために。「妹に世継ぎができ、もう子供をもうける必要がないからだ」夫の答えに彼女は愕然とした。名ばかりの結婚に耐えてきたのは、少なくとも子供は持てるという希望があったからなのに。ショックに耐えきれず、イネスは宮殿を飛び出した。だが数週間後、不妊に悩んだのが嘘のように妊娠が判明する。最悪のタイミング! 嘆いているところへ現れた王は……。
■どれだけ望んでも愛をくれないなら、私は去るしかない――あなたの宮殿から。王妃が欲しいのは王冠をかぶった夫ではないのに、王は「愛は恐ろしい」と言い張って……? 2部作〈王家の妻と秘密のベビー〉の『別れの夜に宿した氷の富豪の子』に続く第2話!
