歌穗は50代の人妻。愛人を作った夫との関係に疲れて家を飛び出し、昔付き合っていた篤志に会うべく北九州の門司港にやってきた。彼は夫婦で小料理屋を営んでいる。奥さんは歌穂や篤志より10歳以上は若いだろう。昔は怖い物知らずで女癖が悪く、ギラギラした雰囲気だったのに、今は優しそうだった。付き合っていたのは25年も前。大学のサークルで知り合い、初めての相手も篤志だった。付き合うようになって10年が過ぎた頃、篤志から実家の料亭を継ぎたいと言われて、結婚を申し込まれた。しかし、歌穂が断ると、数ヵ月で関係が終わっていた。あの時、結婚していたら。そんな後悔を覚えて酔っ払った歌穂はホテルまで送ってもらうことに。「エレベーターや廊下で触られるのが大好きだったものな」。一緒にホテルのエレベーターに乗ってきた篤志は胸をまさぐってきて……。
