分断が深まり、社会が内向きに閉じていく時代に外部への風穴を穿つことはできるのか?トランピズムが覆い尽くす現代世界の「根本的に不可能な生」を引き受けながら、それでも他者と公平に関わり続ける倫理はいかにして可能か。《アメリカ人類学の俊英が描く、来たるべき人類学の可能性》*****★【本書収録の解説を全文公開】詳しい内容はこちら★*****【解説より】「トランプ政権発足以降、物事を極端に単純化し、「味方」と「敵」を分けるような言説が広がる中で、パンディアンは自分自身が抱える矛盾を、痛切に自覚せざるを得なかった。重要なのは、この矛盾の自覚が、彼の言う「批評」の出発点になることです。制度の「外部」から「正しい立場」で断罪するのではなく、自分が制度の「内部」にいることを引き受けたまま、矛盾を見える形にして考え続ける。パンディアンが目指すのは、そういう批評だと思います。」*****【目次】序章 人類学者の中で、一人のエスノグラファーとして 第1章 手元の世界──科学と文学のあいだ 第2章 経験という方法──読む、書く、教える、フィールドワーク 第3章 まだ来ぬ人間性のために──政治、芸術、小説、エスノグラフィー 終章 批評家としての人類学者 謝辞 『人類学は何ができるのか』解説に代えて──訳者・奥野克巳に訊く 原注*****

