高速に回転しているため、赤道付近は3Gの重力なのに、北極と南極では700Gになっている大惑星メスクリン。その極地付近で行方不明になった無人ロケットを探すため、地球人はメスクリン人と共同で探査をおこなう。液化メタンの海とアンモニアの雪におおわれた環境のなかで暮らすメスクリン人は体長40センチ、36本足のムカデのような異星人だが、なぜか人類とコミュニケーションを保つことができる。だが、メスクリン人には、どんな思惑があったのか。ハル・クレメントは「異生物」テーマ専門の作家で、本作は異生物テーマのハードSFの傑作だ。
