行きつけの喫茶店で赤絵の磁器の価値について学んだ陶子。その価格は100万円!! 献上伊万里ともなれば、値段もつけられないらしい。その帰り道、子犬の飼い主を探している屋敷があった。かわいい子犬とたわむれ、ふと庭先を覗いて見ると……エサ鉢に使っているのは……なんとあの赤絵の角鉢!? 持ち主はこの価値がわかってない! 欲しい!! そう考えた陶子はどうにか赤絵の鉢を頂戴すべく、あれこれ画策を始める。子犬を飼うためにベランダに犬小屋も作り準備万端。相手はシロウトだ。いざ例の屋敷へ意気揚々と向かったのだが……!? 篠原とおる先生がお贈りする、神秘的で謎の多い陶芸の世界で奔走する陶子のハートフル・陶芸コメディ、第3巻(全5巻)!!