瀬川と共に決死の覚悟で収めたスクープ写真の数々。そのネガが今、鐙会の手に渡ろうとしていた!! 瀬川の女でありカメラマンの鳴門安美は、自身の身の安全のため、天の川商事の宮川とヒットマンの錠々、春々を相手にギリギリの交渉を繰り広げていた。安美は駆けつけた朝により命からがら逃げ出すことに成功したが、肝心のネガは奪われてしまう…。瀬川も去り、また孤独な闘いを繰り広げることになった朝。武器調達のため接近したのは、関西桜会の若頭・磯貝であった……。蠢くどす黒い意志を感じながら、父の無念を晴らすため、《八尾の軍鶏》こと岩瀬朝が巨悪と闘う! 第9巻(全14巻)。