恋をすれば、人生が動いた。書けば、時代がついてきた。NHK連続テレビ小説『ブラッサム』葉野珠(はの・たま)のモデル、宇野千代を知るならこの一冊「どんな境遇にあっても、人は何度でも生まれ変われる」そのことを、宇野千代の人生そのものが教えてくれる。初めて宇野千代に触れる読者にも、すでに作品を愛読してきた読者にも贈る、決定的評伝。恋に生き、言葉に生きた。明治・大正・昭和・平成を駆け抜けた、日本一“自由”な女流作家の生涯。奇人と呼ばれた父、早すぎる母との別れ。十四歳での結婚と破綻、幾度もの恋愛と別離。作家として、編集者として、実業家として宇野千代は、つねに「自分の人生」を選び続けた。本書は、恋と仕事と表現に一切の妥協をしなかった一人の女性の「生き方」そのものを描く評伝である。装画は2024年にNHK連続テレビ小説『虎に翼』のオープニング映像を手がけ話題を呼んだシシヤマザキが担当。【目次】はじめに第1章 千代、愛と波乱の幕開け宇野千代誕生 奇人の父と病弱の母―波乱の家に生まれてたった10日間の結婚生活―十四歳の花嫁の決断他第2章 北の大地から芽吹いた文豪への道上京と出会い―燕楽軒で出会った名編集長新天地・札幌へ―「貧乏生活」との決別懸賞小説『脂粉の顔』で一等入選! 若き作家の誕生『墓を発く』、「中央公論」掲載―文壇デビュー文壇と恋が交錯した日―尾崎士郎との邂逅他第3章 書くために求めた行動が、知らぬうちに運命を動かしていた湯ヶ島へ―新婚生活の陰で始まる小さな軋轢梶井基次郎との静かな交友―文学と心が触れ合う時尾崎士郎との関係のほころび―湯ヶ島がもたらした距離東郷青児との出会い―“白夜”で始まった物語他第4章 恋と時代に翻弄されながら、それでも自由に生きる作家・北原武夫との出会いがもたらした転機創作と情熱が絡み合った、北原武夫との恋他宇野千代 略年譜おわりに参考文献
