涙ひとすじ、白刃と化す。
孤高の剣士が往く修羅の道―― 熱き士魂を描破する新時代劇画!
哀しみの涙、頬を伝うとき、怒りの白刃、闇に閃く―――
江戸時代初期――北九州某藩にて、藩主暗殺を謀った上、姉夫婦と甥を斬殺した大罪人として追われる剣士 物辺総次郎。
その陰に潜む漆黒の陰謀に立ち向かうため、迫り来る数多の討手たちとの死闘を繰り広げながら、姪 沙絵を連れた物辺の逃避行は続く。
果たして、血塗られた道の先に在るものとは―――!?
◆目次◆
第一話 追う者 追われる者
第二話 慟哭
第三話 錯交
第四話 前夜
第五話 喪失の記憶
第六話 崩壊の刻