「人生のつまずきは、新しい人生へ向かう『契機』にすぎない。」日々がんばっているのに報われない。世間の「常識」や「らしさ」に縛られて息苦しい……。そんな閉塞感を一刀両断し、明日への活力を注入してくれるのが、直木賞作家・佐藤愛子の「生きる戦術」です。本書は、波乱万丈な半生を歩んできた著者が放つ、魂の応援歌。二度の結婚と破綻、借金、そして破天荒な文学一家「佐藤家」の愛憎劇――。数々の苦難をくぐり抜けてきた著者は、「人生のつまずきは、新しい人生へ向かう一つの契機にほかならない」と力強く断言します。「人間は、決して血液型のように決められるものではない。善にせよ悪にせよ、無限の可能性を持っているのだ」世間の目に振り回されず、ままならない自分を丸ごと「面白がる」こと。著者のユーモア溢れる毒舌と、困難に立ち向かう「敢闘精神」に触れれば、読後は不思議と肩の荷が下り、視界がパッと開けるはずです。「老い方」が静かな覚悟なら、この本は「どう生きるか」を問い直す攻めの哲学。人生の曲がり角に立つすべての人に贈る、痛快無比な人生論です。

