「あんたのすべてを、私たちが『選別』してあげる――」大学2年の冬。成人式のために数年ぶりに帰省した健二を待っていたのは、過疎化が進む故郷・鴉森村(からすもりむら)の、澱んだ空気と異常な儀式だった。村を実質的に支配する熟女たちの筆頭であり、幼馴染の母親でもあるお艶(45歳)。彼女の妖艶な微笑みに導かれ、公民館の奥座敷へと足を踏み入れた健二の前に広がっていたのは、村中の婚礼布団が敷き詰められた、肉と欲が渦巻く「狂宴」の場だった。清めの酒と焚き香で意識を混濁させられた若者たちは、全裸で晒され、熟れきった女たちの品定めを受ける。かつて慕っていた近所の年上の幼馴染・加代(38歳)に犯されされ、抗えない快楽に溺れていく健二。しかし、それはまだ「序の口」に過ぎなかった。狂宴のクライマックス。村の最高権力者であるお艶が、健二の前に降臨する。都会の大学生としてのプライドも、羞恥心も、すべてを溶かし去るようなお艶の圧倒的な「洗礼」。一度味わえば二度と逃れられない、魂を搾り取るような肉の檻の中で、健二は村の「種」として完成させられていく――。閉鎖的な村社会に伝わる、淫靡で残酷な土着信仰。若き男たちが、熟れた肉体の深淵に飲み込まれていく官能の全記録。
