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プラトーノフ・コレクション Ⅱ

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20世紀を代表する幻の作家待望の著作選集。カフカ、ベケットと並び、20世紀を代表する幻の作家の全貌が、ついに明らかに――。〈グロテスクに異化される社会主義的現実(リアル)――スターリニズムを生き抜いた異形作家の孤独なる暗闘の軌跡が今ここに!〉――松下隆志(ロシア文学者)工藤順・古川哲 編訳石井優貴・きのしたはるよ・染谷茂・高柳聡子・長井淳・平松潤奈・正村和子・安岡治子 訳*[プラトーノフ・コレクション|全2巻]Ⅰ エーテル軌道 1920‒1931 (全22作品収録)Ⅱ ジャン 1932–1951 (全16作品収録)・最良の訳者14名による翻訳で、代表的な中篇・短篇・評論・童話・戯曲を網羅的に紹介(ほぼすべて本邦初訳)・代表作の長篇『チェヴェングール』以前と以後という時代区分による2巻構成で、創作史全体を把握するための視座を提示・各訳者が多様な観点からプラトーノフへのアプローチを紹介する付録「訳者アンケート」付き【目次】編者より|工藤順新しい道を求めて 初生水の海(若さの海)|石井優貴+工藤順 訳 動物と植物に囲まれて|古川哲 訳アジアへのまなざし ジャン|長井淳 訳 マケドニアの将校(断章)|工藤順 訳戦争とその影 ごみの風|平松潤奈 訳 アフロディテ|長井淳 訳子どもたち・老人たち 田舎の庭の粘土の家|高柳聡子 訳 雀の旅|染谷茂 訳 七月の嵐|工藤順 訳 牝牛|安岡治子 訳 ウーリャ|高柳聡子 訳 ニキータ|正村和子 訳論説・書評 最初の社会主義的悲劇について|工藤順 訳 プーシキンは我らの同志|古川哲 訳 アンナ・アフマートワ|きのしたはるよ 訳遺稿 ノアの方舟(カインの末裔)|石井優貴 訳解題|工藤順解説|古川哲年譜【著・訳者プロフィール】アンドレイ・プラトーノフ(著)ロシアの作家(1899‒1951)。ロシア南西部ヴォロネジに生まれ、その後モスクワで作家として活動したが、1929年以降は当時の権力者からの批判を受けて作品を公刊することがままならず、ほとんど無名のまま歿した。代表作にロシア革命直後のユートピア建設の試みを物語る『チェヴェングール』(1929)、共同住宅建設のための絶望的な掘削作業を描く『土台穴』(1930)、中央アジアの小民族の救済をめぐる『ジャン』(1935)などがあり、いずれもソ連の現実を背景に「翻訳不可能」とさえ言われる異様な文体で人間存在の意味を問い詰めた作品である。1960年代以降世界的に再評価が進み、ヨシフ・ブロツキーやスラヴォイ・ジジェクといった論者からは「20世紀世界文学を代表する作家」と評価されている。近年も英語圏、ドイツ、韓国、中国、トルコ、ブラジルなどで翻訳紹介が相次いでおり、20世紀ロシアを代表する作家としての揺るぎない地位が確立されつつある。工藤 順(くどう・なお)(編・訳)1992年生まれ。ロシア語翻訳労働者。訳書にヨシフ・ブロツキー『レス・ザン・ワン――詩について 詩人について 自分について』(共訳、みすず書房、2025年)、バーナード・ワッサースタイン『ウクライナの小さな町――ガリツィア地方とあるユダヤ人一家の歴史』(作品社、2024年)、アンドレイ・プラトーノフ『チェヴェングール』(共訳、作品社、2022年、第9回日本翻訳大賞受賞)、『不死――プラトーノフ初期作品集』(未知谷、2018年)がある。古川 哲(ふるかわ・あきら)(編・訳)1978年生まれ。東京外国語大学などで非常勤講師。東京外国語大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。訳書にソロモン・ヴォルコフ『ショスタコーヴィチとスターリン』(共訳、慶應義塾大学出版会、2018年)、プラトーノフ『名前のない花 昔話』(奥彩子ほか編『世界の文学 文学の世界』松籟社、2020年所収)など。『チェヴェングール』の解説「あるいはそうであったかもしれないロシア革命」を担当。
既刊1巻
  • プラトーノフ・コレクション Ⅱ ジャン 1932‒1951

    6,300

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