歴史に残る名作になれたかもしれない作品
評価があまりに低いのでビックリして評価読んでみたら… それ、漫画の評価ちゃうやろ。
絵が好みじゃない、話がよくわからない、1巻しか読んでないけど…等の理由で、一ツ星、二ツ星を付けてる人達は、作品の評価をするべきではないと思う。読んでいない、理解できていないものを一体、どうやって評価するというのか。
理解した上で、それでもつまらなくて続きを読むのを止めてしまったというのなら分かるが、嫌がらせかと思う様な幼稚な評価の仕方に驚きを隠せなかった。
この作者の作品はどれも独特なので、賛否が別れるのは仕方がないと思う。でも、作画は素晴らしいし(どんどん上達していて、その変化を見るのもまた楽しい)、エロを絶対に外さない作者の意気込みみたいな部分も結構好きだ。イケメンと美少女(巨乳)の現実離れした感じの中に、おじさんや子供、動物等の人間ドラマを含む癒し系が絡んでくるのも面白い。
戦闘シーンが少し長すぎるきらいはするが、それはまぁ、そこを魅力と考える人もいるのだと思う。個人的には、コメディ-要素部分と人間ドラマ部分が読んでて一番じ~んと来る。
ただ、やはり最終巻は、ここまで来て、これで終わり?という呆気なさがとても残念だった。
Gantzの謎が色々と分かり出してからつまらなくなっていった感じだ。最後も、玄野とたえを助けてくれた宇宙人に「滅ぼさないで」と言われたのに、結局宇宙船自爆って…
終わり方に、作者がもう情熱を失ってしまって、中途半端に終わってしまったのかなと思わずにいれなかった。
名作になれた手前一歩で終わってしまった感が残念でならない。可能なら、戦争が終結した後の登場人物達の暮らしを番外編などで読んでみたい作品だが、いくつか番外編は出ているが、その後の話がないのは残念な限り。