名著『北八ッ彷徨』と『八ヶ岳挽歌』に次いで刊行された山口耀久の3部作の完結作品。山と文学との邂逅を求めて、人生と登山に打ち込んだ著者の精神の記録である。第1部は主に山行記録やエッセイ、第2部は山の評論、そして第3部は人との出会いや人物論、書評などを集めて構成されている。平凡社ライブラリー版をさらに著者によって推敲、改稿された決定版。なお解説は福島功夫。■内容一部坂巻温泉私のピッケル丹沢の頃霧ヶ峰魚沼・水無川スコトン岬鹿岳・物語山岩木山愛宕山私の山登り『アルプ』と私第二部登山の批評よ起これ山の文章人のいる山頂上について山をめぐる行為と思索 第三部詩人との出会い尾崎喜八『わが詩の流域』解説尾崎喜八の山の文学山の詩-尾崎喜八と鳥見迅彦/純真の人/古平隆句『独標』辻まこと小論Ⅰ-その逝去を悼んで 辻まこと小論Ⅱ都会的原始人、矢内原伊作編『辻まことの世界』白鳥の歌と旅立ち宇佐見英治『辻まことの思い出』『深田さんを悼む』解説 福島功夫

