公爵家の血を引きながらも父を早くに亡くし、母と2人、決して裕福とはいえない環境で育ったリタ。そんな母が大病で倒れ弱り果てていた矢先、叔父であるオルディ公爵が現れる。野心家で強欲な叔父は母の高い治療費の代わりに、王宮内で孤立している王太子・レガートのもとに仮初めの妻としてリタを嫁がせた。いずれレガートが国王になった時、自らの娘・オスティナを王妃にするために……。数年後、ついにレガートが国王に即位。そして叔父の計画が本格的に動き出した。 母の治療費のこともあり、リタは身を引く決意を固めるも、実はレガートが今日までリタを守るために力をつけてきていたのだと知り――。 「私から逃げるなんて、絶対に許さない」 誰にも邪魔をされない力を手に入れたレガートが今、唯一手に入れられなかったリタの心を落とすため全力で動き出す!
