あらすじ意識を失うほどにレザールに乱暴されたはずのデルニエだったが、レザールに会えたという気持ちが彼を慰め支えていた。どれほどひどく扱われても、傷つけられてもデルニエがレザールを思う気持ちは揺らがなかった。かたや都会では、ひっそりと策謀の芽が頭をもたげ始めていた。ルート・オーキッドとルート・タンジェリンの間に起きた嵐は、まだ治まりきっていなかった…。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第4巻。