律(りつ)は兄への禁断の恋心をかき消すように誰彼構わず一夜限りの関係を持ちづつけていた。ある日、転落事故で2年ほどの記憶を失ってしまう。心機一転、知り合いのいない街でやり直そうと思っていたのに、隣人の加賀(かが)と酒に流され…。行為中にフラッシュバックしたセックス中に手荒く扱われる記憶。そんな中、優しく抱いてくれた加賀に身を委ねてしまう。「付き合おう」といわれ心が揺らぐ律。カラダの相性はいい、きっと自分のことを大事にしてくれる、恋人にするには申し分ない。ただ、加賀と兄の見た目が瓜二つであることを除いては…。加賀への想いを自覚する度、兄への恋心も意識し苦悩する律。一方で、加賀は隠しカメラを設置するほど律にかなり執着しているようで…。それぞれの秘めた想いが交差する、この恋の結末は─。
