92歳。ひとり暮らし。時間やルールに縛られず、心が動くほうへ正直に暮らす毎日。1日30回の縄跳びをして、家の中でも靴を履き、買い物はいつも歩きで。ひとりごはんでもランチョンマットを敷き、彩りと栄養を欠かさない。陶芸もギターも、気になったら90歳を過ぎてからでも始めてみた。どれも、自分が楽しいと思えるから続けていることです。料理は、献立をスケッチに描いて、段取りを考え、器を選ぶ時間まで、すべて楽しむ。ただ、コーラも好きだし、カップラーメンの買い置きもある。健康のために我慢するのではなく、食べたいものは自分で決める。年齢や立場で壁をつくらず、人との交流も日々の刺激にする。月一の自宅でのお茶会には、人が集まり、話が弾みます。「悩んだことはないですね。人生なんとかなりますから」そう語る粟辻さんの、好き放題で幸せいっぱいの暮らしが詰まった一冊です。
