魔術の才に恵まれた公爵令嬢ローゼリアは、三人の王子の中から結婚相手を選ぶよう命じられる。王太子妃になるという破格の条件だが、もし拒めば年の離れた貴族への後妻入りという別の道が待っている。それを聞いたローゼリアは、「三人から選ばなければ、年上の貴族――たとえば近衛騎士隊長ジークフリートとの結婚、なんてことはありませんよね?」と確認する。国王たちがうなずくのを見て、ローゼリアは一見しぶしぶ従う素振りを見せながらも、ある“魔術的な条件”を提示する。それは王族ですら破れない、重い誓い「誓約魔術」に誓ってもらうことだった―。
