大筋警察署にひとりの男・武尾が自首してきた。女を殺したという供述から現場に向かった鑑識課の千鳥は、そこで女性の絞殺遺体を発見し、鑑識を行う。遺体を検分したところ、女性の右指5本すべての爪の間に毛髪と皮膚片を発見する。武尾の話では、借金の取り立てに向かい口論の末の犯行だということだった。これで一件落着かと思いきや、女性の爪の間にあった毛髪と皮膚片の鑑識結果には、驚くべき記載があった。皮膚片・毛髪とも武尾とは一致せず、しかも女性のものと結論づけられていた。現場には共犯者が!? 数々の難事件をおんな鑑識官・千鳥が科学捜査を駆使して事件の真相を華麗に暴く最終巻(全2巻)!!