「キミって本当騙されやすいね、バカみたい」「全然褒めてないのやめてくれませんか?」突然異世界転移した奏は、第二王子のフェリクスに『聖女』として保護された。元の世界に帰るまでの傍で過ごすことになったはいいが――この王子、紛らわしい嘘ばかり吐いてくる!無知の奏は微妙に真実を混ぜて話すフェリクスに翻弄されてばかり。しかし意地悪で嘘吐きな彼と過ごすうちに、その裏に込められた優しさや思いやり、そして彼の本音に、過去に、ふれるようになった。「僕はキミが……、帰る時に、きちんと見送りたいんだ」「それなのに、それすら難しくなってしまっている」全てを諦めた王子に、奏はとある決断をして――

