「やらせろと言ったら、おとなしく股を開け。スーツの下に女のカラダがあるってのがそそるんだよ。」両親を失い施設で育った田倉まどかは、別々の里親に引き取られていた双子の兄・薫と同じ大学で偶然再会する。家族の存在の温かさを改めて感じるまどかだったが、そんなある日、薫は多額の現金をまどかに預けて突然失踪してしまった。警察に捜索願を出すが進展はなく、興信所にも相談を持ちかけるまどか。すると、どうやら薫は破風(はふ)組という極道の下っ端ヤクザをやっていたが、「何か」を知りすぎてしまったために殺されたのではないか?という噂が流れているという。ヤクザと関わりを持ちたくない興信所も警察も動いてくれないと感じたまどかは、真実を探るため、髪を切りタトゥーを彫って、自ら薫になりすまし破風組に潜入することを決意する。しかし、女であることが組長にバレてしまったまどかは、見逃してもらう代わりに組長の情婦になることを強引に約束させられて……!?