奇抜な着想、軽快なプロット、巧妙な話術で、短編を書かせては随一の名手。1963年には『未来世界から来た男』で創元SF文庫の記念すべき第一弾を飾ったフレドリック・ブラウン。SFや推理小説はもとより、怪奇小説や寓話などその多岐にわたる活躍の中から、111編のSF短編すべてを新訳で収めた決定版全集を、全五巻で待望の文庫化。第三巻には、「地球最後の男が、ひとり部屋に座っていた。すると、ドアにノックの音が……」の一文で知られる古典的名作「ノックの音が」など、卓抜なアイデアと冴えわたる文章で読ませる傑作10編を収録。/【目次】不まじめな星/ユーディの原理/闘技場/ウェイヴァリー/夜空は大混乱/狂った惑星プラセット/ノックの音が/すべての善きベムが/ねずみ/さあ、気ちがいになりなさい/収録作品解題=牧眞司/解説=大森望

