謎の養毛剤が地球を覆いつくす! でもなぜかほんのり温かい“なごみ系”パニック小説
製薬会社に勤務する水木恵は、育毛剤「毛精」の利用者から奇妙な電話――良く効いて髪が生えてきた――を受ける。だがその原因は、元研究員・毛利理が出荷時に紛れ込ませた、「BH85」という実験段階の薬が引き起こしたものだった。おまけにその薬には、髪が生えてくるだけでなく、地球規模でとんでもない効果があって……。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した、新感覚(?)バイオハザード(??)の傑作。巻末に「電子版あとがき」を収録。
●森青花(もり・せいか)
1958年生まれ。1999年、第11回日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作品、『BH85』でデビュー。長編に『さよなら』。短編に『闇鍋』『龍の壺』『懐かしい町』『ヴェンデッタ』など。近作に『李賀書房』『女優だった』(ともに新紀元社「幻想と怪奇」所収)。趣味は俳句、写真撮影。
