キスなんてしなければよかった。5年間もあなたを想って苦しむなら。
18歳になる直前、ステラは独裁的な父親から倍も年上の男性と結婚するよう強いられたのを機に家を出て、スイスへ逃れた。山麓のシャレーでメイドとして働き始めたある夜、トラブルに巻きこまれた彼女は、間一髪でギリシア富豪アトラスに救われる。なんて素敵な人! まだ恋さえ知らないステラを金色の瞳で虜にし、キスの味を教え、美麗な笑みを残してアトラスは去っていった。5年後。パパラッチの襲撃に悩んでいたステラは、再びアトラスに助けられて舞い上がるが、その直後、彼の言葉に思わず耳を疑った。「愛など無力だ。だが僕らの結婚には……お互いメリットがある」これはプロポーズ? 愛されてもいないのに花嫁になれというの?
■白馬の王子のごとく現れたヒーローに二度救われ、運命を信じて、花嫁となったヒロイン。しかし虚しさは埋めようもなく、泣く泣く実家へ戻りますが、父親に暴行され怪我をしてしまい……。三度目の彼女の窮地を、ヒーローは救いに来てくれるのでしょうか?

