神様のマユは、幼い頃、人間に預けられた。そして、神様が隠れて住む街・川越で、人間の子供の凪織と暮らしてきた。朝起きて、学校に通い、雑貨屋の手伝いをして眠る凪緒との日々が、ずっと続いていてほしい。そう願っていたのに…。 「マユ。君には生まれついての役割がある」 ある日、神様たちの過去を知ってしまった。彼らはなぜ、人間を嫌うのか。マユだけがなぜ、人間の元に預けられたのか。 「どんなに寂しくっても、どれだけ耐え難くっても、みんなを救うって決めたんだ。でも、そうしたら、凪緒にはきっともう会えない」 神様のマユと、人間の凪織。いつも一緒にいた2人。だけどもう、マユはここにはいられない――。/第13回集英社ライトノベル新人賞ジャンル部門入選

