米中の板挟み、中露の協調圧力。従属か、自立か──強大国の狭間で、したたかに「生存」を選び取る小国群。ウクライナ、グローバルサウス、太平洋島嶼地域、南コーカサスなどの戦略に学び、日本外交の新たな地政学的航路を描く。
巻頭対談 「狭間国家」をめぐって 林芳正×廣瀬陽子
第1章 狭間の政治学――ウクライナに見る光と影 廣瀬陽子
第2章 米中競争時代の中国外交におけるロシアとグローバルサウス 三船恵美
第3章 太平洋島嶼地域における米中対立――島嶼国中立アプローチの現状 畝川憲之
第4章 狭間にあるアフリカ諸国家の生存戦略 遠藤貢
第5章 南コーカサスの地政学――変動する大国間の勢力均衡 ダヴィド・ゴギナシュヴィリ
第6章 拡がれ、日本外交の輪――制約を強みに変える「接続外交」の力 高畑洋平
