高校三年生の「雪嶋真桜」。真桜は家の手伝いで、家事代行サービスのバイトをしている。ある日、真桜の担当に「赤田」という新規のお客様が登録された。休日が潰されたとがっかりしながら、当日を迎える。依頼者の家に行くと、依頼者本人は出かけてしまうとのこと。代わりに在宅しているのは、同級生の「赤田天花」だった。予想外の事態に、お互い驚いてしまう。二人は同じクラスだが、おとなしい真桜と、目立つギャルの天花。対照的な二人は、ほとんど話したことがない。天花はすぐに関心がなくなり、部屋に戻っていく。真桜は気まずく思いつつ、いつも通り真面目にバイトをこなす。特技の作り置き料理をいくつかと、この日の夕飯を用意した。天花は最後まで無関心な態度を通していて、真桜はいつもより疲労を感じながら帰宅する。一方、天花は真桜の料理を食べ、それをきっかけに真桜自身に興味を持つようになる。依頼は一度きりだろうと思っていた真桜だが、天花の家からはまた来てほしいと依頼があった。二度、三度と訪問するたび、天花の態度が軟化していく。それに比例して、真桜の気持ちも変化する。真桜が感じた気持ちとは。天花が真桜に関心を強く持った理由とは。家事が得意な女の子、そこに惹かれる女の子。二人のちょっと変わった距離の縮まり方。(本文41ページ)
