両親の仕事の都合で独りぼっちになってしまったGW――。友達の自慢げな話を思い出しながら帰っていると、1人の綺麗な女性に声を掛けられた。話を聞くとどうやら知り合いとはぐれてしまったらしく、電話を貸して欲しいとの事だった。携帯電話を持っていない僕は、家の電話を貸そうと思い、女性を家に招く。本来なら知らない人を家に呼ぶなんて事はしないのに、その女性のあまりにも綺麗な姿に心を奪われ、家へと招いてしまった。しかしそれは彼女の罠であった。人では無い異形の存在である彼女達に襲われ、次第にその快楽に落ちてゆく少年。初めは餌としか思っていなかったが時間とともに変わっていく妖怪達。今、長く妖気なGWが始まる――。